不動産の鑑定評価、相続対策、マンション管理等、不動産に関する課題を探求します。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
講師:一般社団法人日本不動産研究所 井野好伸
今回の改正で、鑑定評価書や価格等調査書の記載すべき項目や様式が定められているので、今後の受注に対応する為に、雛形を作り替えました。
また、今回の改正では、「ストック型社会への対応」ということで、特に、中古住宅の流通促進を図るという施策に呼応して鑑定評価基準が見直されました。建物用途に応じた価格形成要因の明確化、建物の増改築や修繕等の状況を反映した評価JAREA HAS、環境性能評価CASBEE、住宅ファイル制度、インスペクション、空家対策等が今後の課題となります。
更に、マンション建替が社会的に大きな問題となる時期にあり、その検討に当たっては建替えるマンションの評価が必要となることから「未竣工建物等鑑定評価」が追加されました。マンション建替円滑化法の改正で、「マンション敷地売却制度」も登場してきたことから、旧耐震基準のマンション再生に不動産鑑定士としての業務が期待されるところです。
いろいろと考えるべきことが多く、忙しくなりそうです。
今後、「マンション建替えの円滑化等に関する法律」を適用した建替え事業が増えて行くと見込まれるが、当該事業の進捗に重要な鍵を握っているのは、従前・従後の資産評価(不動産鑑定評価)である。
また、今回(2014-11-1)の不動産鑑定評価基準の改正との関連について調査した。
鑑定評価を行って、実際に日影規制が問題になることは今までなかったが、考えられるのは、容積率の低い地域で3階建て以上の建物を想定する時に関連してくる。
実際に規制に抵触するかどうかを検証するためには日影図を描いてみる必要がある。
そこで、jw-winを使って、どの位簡単に描けるものか試してみた。
二次元CADで簡単な図形を描いて、北の方向を示し、建物の高さを表示して日影図を描く指示をすれば、これは簡単にやってくれます。
Jw-winの無料ソフトをダウンロードして、暇な時に、半日遊べばやれますね。
不動産の鑑定評価において、統計的手法は重要な役割を果たします。
今回は、統計的手法のうち重回帰分析を行った場合、実態にどの程度近似した回帰式を得ることができるのかをシミュレーションにより求めた。
方法は、目的変数(賃料)と説明変数(駅距離・築年)との関係式を与えて、さらに誤差項(平均0、標準偏差σ)を含む標本を発生させ、その標本を重回帰分析することにより、当初与えた関係式といかに近似した回帰式を求め得るかを比較した。