「住宅ファイル制度」とは
既存(中古)住宅の取引を円滑にし、取引量を増やすには、売主の悩みや買主の不安を払拭することが必要である。また、宅建業法の改正により、媒介業者は建物診断の斡旋や重要事項説明の際に建物の状況を説明しなければならなくなる。このような背景の中消費者(売主、買主)、宅建業者、金融機関等住宅取引に関わる全ての方がメリットを教授できる仕組みとして出来上がった制度。
兵庫県の場合は、「フェニーチェパック」として進めてきた経緯があり、現在も存在するが、いずれ統合されるべきものであろう。「フェニーチェパック」はすでに動いており、私も「既存住宅アドバイザー」として登録しており、機会があれば鑑定評価のためにも利用したいと考えている。
一方「住宅ファイル制度」は。平成30年4月1日から施行される。
こちらでは、中古住宅の鑑定評価をJAREA HAS(日本不動産鑑定士協会連合会で開発した建物評価システム)で行うことが明確に位置づけられている。
大手不動産ポータルサイト「HOME'S」で物件詳細を紹介する頁にインスペクション結果を反映したJAREA HASに基づく価格査定書も掲載することを検討している。